BAG MAKING

製袋（せいたい）とはグラビア印刷によって印刷が施されたフィルムは、そのままでは単純ロール状やシート状の資材にすぎません。
最終的に商品を包装して消費者に届けるためには、フィルムを特殊な形状に成形し、
密封できる袋（パウチなど）にする必要があります。このフィルムを袋状に加工する工程が「製袋」です。

食品包装で製袋が用いられる主な目的 食品包装で製袋が用いられる主な目的

  • 製品保護・密封性の確保

    製袋工程ではヒートシールや超音波シールなどの技術を用いてフィルム同士を合わせ、袋の形状を形成します。
    製品の充填後に密封されることで、商品を保護することに役立ちます。

  • 使いやすさ・
    機能性の付与

    製品用途に合わせた形状（三方、ガゼット、スタンドパウチなど）や注ぎ口（スパウト）、チャックなどの付加機能を合わせ持ったを形状を実現することで、開封性や自立性などのユーザビリティを高めます。

  • ブランドイメージの完成

    グラビア印刷で得られたデザインを正しい袋形状に仕上げることで、パッケージとしての訴求力（ブランディング、商品アピール）が評価されます。
    形状や開口部のデザインまで含めて、最終的な商品印刷パッケージとしての完成度を判断するため、製袋工程はデザインを相談しながら立体的に仕上げる重要な役割を担っています。

  • 製造ラインとの適合性

    製袋後のパウチや袋は、充填ラインやシーリングラインなどの自動化設備で使用されます。あらかじめ定められた形状・寸法に仕上げられた袋が必要となるため、製袋工程で高い加工精度が求められますます。
    包装工程全体の生産効率や品質管理を向上させることも、製袋工程の安定した品質が重要です。

MERIT

製袋のメリット

製袋の最大のメリットは、印刷済みフィルムを機能的かつ美しいパッケージに仕上げられるポイントです。またブランドイメージを訴求しやすく、市場での価値商品を高める効果もあります。 さらに生産ラインとの適合性が高まることで包装工程全体の効率化が図れ、品質管理の面でも優れた安定性を実現します。